第43回四国地区小中学校教頭会研究大会(愛媛大会) 第64回愛媛県小中学校教頭会研究大会(松山大会)
2025年11月22日 12時00分11月21日(金)、第43回四国地区小中学校教頭会研究大会(愛媛大会)、第64回愛媛県小中学校教頭会研究大会(松山大会)を開催いたしました。当日は、四国各地から約600名以上の教頭先生方をお迎えし、教育現場の課題や今後の展望について活発な研究・交流が行われました。
開会式では、愛媛県教育委員会教育長様、松山市長様からご祝辞をいただき、教育の未来を担う教頭としての役割や期待について力強いメッセージが送られました。
特別講演では、石村嘉成さん、石村和徳さんをお迎えし、
「アーティスト石村嘉成のキセキ ~発達障がいのわが子と歩んで~」と題して、父親の和徳さんから嘉成さんの成長の歩みや、芸術を通じた挑戦の物語をお話しいただきました。講演では、療育の重要性や「知識ある愛」に基づく支援の実践、親子で乗り越えてきた困難と希望について語られ、参加者に深い感銘を与えました。更に、嘉成さんによる版画のライブドローイングが実演され、迫力ある作品が仕上がっていく様子に会場は大きな拍手に包まれました。
午後からの分科会では、学校経営の工夫や児童生徒の健やかな成長を支える取り組みなど、現場での実践事例が共有されました。参加者同士の意見交換も活発に行われ、今後の教育活動に生かせる多くの示唆が得られました。
また、特別課題では、コミスクえひめ代表理事・元文部科学省CSマイスター西村久仁夫さんを講師に迎え、地域と学校が協働することで子どもたちの学びが豊かになる事例や、コミュニティ・スクール導入の効果について、具体的な実践を交えながら紹介されました。参加者にとって今後の学校運営を考える上で多くの示唆をいただきました。
今回の大会を通じて、教頭としての使命を再確認するとともに、四国全体で教育をより良くするためのネットワークがさらに強化されました。
ご参加いただいた皆様、運営にご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。